無料ブログを運営中の方の中には、レンタルサーバーによるWordPress運営への引越し(移転)を検討されている方もいると思います。レンタルサーバーといっても、利用料が安い業者で数百円、高くても千円程度で借りることが可能です。
そのため、個人の方でも気軽に利用することができます。
ですが、レンタルサーバーの契約以外にある問題点として、引越し(移転)の手間があります。無料ブログは各社で仕様が異なるため、どの無料ブログでもスムーズにWordpressに移行できるわけではありません。各無料ブログで注意すべき点があります。
今日は、無料ブログからWordpressへ移行する際によくある注意点をまとめておきます。
目次
無料ブログからの記事エクスポート、およびWordpressへのインポート
Livedoorブログ、FC2ブログ、Broggerなど、有名どころの無料ブログには、記事本文のエクスポート機能が付いています。現在はほとんどのブログサービスにてこういった機能があるかとは思いますが、念のためエクスポート機能があるか確認しておきましょう。
また、エクスポートした記事には形式があり、その形式によってWordpressへのインポートの仕方も異なります。以下の8つは、Wordpressで対応できる代表的なインポート機能です。
- Blogger
- LiveJournal
- Movable Type と TypePad
- RSS
- Tumblr
- WordPress
- カテゴリーとタグの変換ツール
- ブログロール
たとえば、Broggerを利用している方なら1つ目のBroggerツールでインポートが可能となっており、livedoorブログやFC2ブログでは、3つ目のMovable Typeにてインポートが可能です。
URL(パーマリンク)の移行
記事のインポートに関連して重要となるのが、URL(パーマリンク)の移行です。
無料ブログに独自ドメインを使わずに運用していたのならあまり気にする必要はありませんが、独自ドメインにて運用しているのなら、Wordpress移行時にトップドメインはもちろん、個別記事のURLも引き継ぎたいところです。
個別記事のURLを引き継ぐことで、各記事のSEO的なドメイン評価を引き継げるほか、SNSやブックマーク、被リンクなども引き継げるためです。
WordPressでは標準として、以下のようなパーマリンクを設定することができますが、
- 日付と投稿名:http://kaigai-ryokou.xyz/2016/08/03/sample-post/
- 月と投稿名 :http://kaigai-ryokou.xyz/2016/08/sample-post/
- 数字ベース :http://kaigai-ryokou.xyz/archives/123
- 投稿名 :http://kaigai-ryokou.xyz/sample-post/
これらの他にも多くの指定方法があります。そのため、現在使用している無料ブログのURL形式によって対応難易度は異なるものの、多くの場合でURLの引継ぎが可能です。
画像の移行
無料ブログからWordpresへの移行において大きな障壁の1つとなるのが、画像の移行です。Broggerなど、自動で画像を移動できる無料ブログもありますが、ほとんどの無料ブログでは手動で画像を移行させる必要があります。
記事を移行しただけでは画像のパスが移行元サイト(無料ブログ)のものになっています。そのため、移行後も表示はされるものの、万が一に無料ブログが削除された場合は移行先サイト(Wordpress)側の画像が表示されなくなってしまいます。
ですので、多少手間はかかりますがWordpressで使用するレンタルサーバー側に画像を移行し、各記事の画像パスも移行先のものに修整しておきましょう。
まとめ
以上、無料ブログからWordpressへの引越し(移転)における3つの注意点となります。他にも細かい点を挙げればきりがないのですが、今回は最も重要となる項目に絞ってお伝えしました。もし移行される際は、最低限これら3つは担保しておきましょう。
また、初めて移行作業を行う方の中には、思うように作業が進まず行き詰ってしまうこともあるかと思います。そんな時は移行作業を代行するのも1つの手です。弊社ではサイト移行の代行も請け負っておりますので、もしお困りの際はお気軽にご相談ください。