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ココナラで稼いだお金(ポイント)をココナラで使ってはいけない理由

coconala

今ではランサーズやクラウドワークスといった大手のクラウドサービスと並んで人気になりつつある、ココナラ。ワンコインマーケットと呼ばれる新しいスタイルが売りとなっており、利用した経験のある方も多いと思います。

かくいう私もココナラはかれこれ1年弱利用させていただいており、非常に有難いサービスの1つではあります。ですが、ココナラで稼ぐことは良くても、ココナラで稼いだお金をココナラで再投資するのは良くないと感じています。

今日はその理由をお話します。

目次

ココナラで稼いでココナラで使うとは?

本題に入る前にまず、「ココナラで稼いでココナラで使う」という意味を解説しておきます。

ココナラでは、他のクラウドソーシング同様に、発注者受注者がいます。ランサーズで言うところの、クライアントとランサーの関係です。ということは、技術や知識、作業によってお金を受け取る側と、お金を支払う側が存在します。

また、中には両方を兼ねる場合もあります。私もその1人で、自分の知識や技術をココナラで出品し、お金を稼いでいますが、同時に、自分が苦手とするデザイン系の作業はお金を払って代行していただいています。

このように、ココナラ内で受注者として稼いだお金を、今度は発注者として消費することを、ここでは「ココナラで稼いでココナラで使う」と表現しています。

 

更に、ココナラでは上記の流れがスムーズにいくよう、稼いだお金は出金処理するまでアカウント内に残高として残り、いつでも使える仕組みがあります。

account

そのため、稼いだお金は一度出金し、再度支払い処理をする必要のある他のクラウドソーシングに比べ、再投資しやすい環境が整っていると言えます。

【ココナラの場合】
ココナラで稼ぐ ⇒ ココナラで消費する
【ランサーズの場合】
ランサーズで稼ぐ ⇒ 銀行に出金する ⇒ ランサーズで支払う

なぜココナラで再投資してはいけないのか

では本題、ココナラで稼いだお金をココナラで再投資してはいけない理由について。それはココナラの利用手数料に原因があります。

クラウドソーシングはどこも、働く側と依頼する側を繋げるプラットフォームを提供する代わりに、プロジェクトが完了すると手数料(仲介料)を取っています。手数料の形態は各社異なりますが、ココナラが圧倒的に高いのが現状です(2016年10月現在)。

【ココナラの場合】

ランク エキスパート ポピュラー ノーマル
利用手数料 25% 30% 30%

【ランサーズの場合】

依頼金額 20万円超部分 10〜20万円部分 10万円以下部分
利用手数料 5% 10% 20%

【クラウドワークスの場合】

依頼金額 20万円超部分 10〜20万円部分 10万円以下部分
利用手数料 5% 10% 20%

 

上記の表を見ていただくと分かりますが、ココナラは他のサービスに比べて利用手数料が高いです。現在最もレベルの高いエキスパートに昇格したとしても、以前として手数料は25%取られるため、ランサーズやクラウドワークスの最高手数料20%を超えていることになります。

そのため、万が一ココナラでお金を稼いでココナラ内で消費した場合、2回のプロジェクトで抜かれる手数料の分だけ損することになります。もう少し詳しく解説していきます。

2回のプロジェクトによって

たとえば、あなたがココナラで1,000円で出品しているサービスが1個売れたとします。この時、あなたのランクがエキスパートなら、手数料25%が引かれた750円を稼いだことになります(見易さの都合上、税別で表記しています)。

そして、ココナラ内で気になるサービスを発見し、このお金を使ってココナラ内で発注をかけたとします。ココナラでは750円を設定することは出来ないので、500円のサービスを購入し、250円おひねり機能と使った計算でいきます。

この時、1000円以下のサービス購入においては、受注者がエキスパートであっても手数料は30%取られるため、相手が受け取るお金は525円です。最終作業者に渡る予算は525円となりました。

それに対し、仮にランサーズで同じことをやった場合(本来プロジェクト形式ではもっと大きなお金を扱いますが)、1,000円で受注した仕事では800円が自分の手元に残り、それを発注に回しても相手には640円残ります。最終作業者に渡る予算は640円となりました。

受託者にいくら回してあげられるか

つまり、同じお金でプロジェクトを受注し、お金を稼ぎ、そのお金で発注をかけたとしても、最後の受注者に残るお金が少なくなってしまうのがココナラです。利用するたびに手数料が引かれるため、なるべく手数料が低いサービスを使う方が、最終受注者にお金を残すことができます。

そのため、一概にお金をかければ良いとは言えませんが、一般的にはお金をかけるほど良いサービスを受けられるため、ココナラを利用するほど損する可能性があると言えます。この理論でいくと、ココナラで稼いだお金は他のサービスで消費するべきと言えそうです。

ただし、格差が存在する

ただ、ここまで説明しておいて今更という気もしますが、各社のサービスには受注金額の格差が存在すると感じています。たとえば、バナー作成やデザイン依頼などの場合、最終的にあがってくる作品のクオリティが同じだとしても、ランサーズやクラウドワークスよりココナラの方が安く済む傾向があります。

これはどの業界にもあることだと思いますが、所変われば商品の相場も変わってきます(せどり経験者の方はよく分かるかと思います)。これは物体として見える商品だけでなく、知識や技術、スキルなどの見えない商品においても同じようです。

そして、この価格差を利用すれば、たとえ手数料の高いココナラにおいても、他のクラウドサービスよりお得に、良いサービスを受けることが可能です。具体的には、先程もお伝えしたようにデザイン系の仕事や、ちょっとしたバグの修正依頼、簡易プログラムの作成など、ココナラで発注する方が安く依頼が可能です。

>>まだココナラを利用していない方はこちら

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この記事を書いた人

2015年10月独立起業。2017年10月法人化。社員数名の少数精鋭チームにて、サーバー移転の代行サービス『サイト引越し屋さん』の運営や、投資家としてWebサイトのM&Aをやりながら、サイトM&A専門メディア『サイトM&Aカレッジ』の監修もしています。

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