新規でサイトを作ろうにも、買い取ったサイトをリノベーションしようにも、今やクラウドソーシングによる外注は避けて通れません。私が主に利用させていただいているのはランサーズとクラウドワークス、それにココナラですが、ほんと便利です。
もしこれらのサービスが無ければ、今よりももっとサイト構築に時間がかかっていたでしょうし、収益化にも時間がかかっていたはずです。クラウドソーシング様々ですね。
そんなクラウドソーシングを利用するときに重要な話を今日はしようと思います。
ランサーのことを考えるのが全て
仕事を依頼する相手のことを何と呼ぶか迷いましたが、ランサーズっぽく、この記事内では「ランサー」と呼ぶことにします。
私はどのクラウドソーシングを利用するときもそうですが、ランサーが仕事をしやすい環境を作ることに全力を注いでいます。これだけ見ると「当たり前じゃん!」と思うでしょうが、意外にできていない人が多いように思います。
私は元々、ランサーとしても活動していたので、雇われる側の立場も分かります。というより、そっちの気持ちの方が理解できるぐらいです。その経験も踏まえての話になります。
心理的な話と物理的な話
まず「環境を整える」といっても、心理面と物理面の2つに分ける必要があります。
心理面とは
心理面というのは、分かりやすくいうと、お互いを尊重できるかどうかです。依頼する側にありがちなのが、「お金払ってるんだから、やってよね」という頼み方。こういう方も多いのですが、お金払ってるから偉いわけじゃないですよね。その分、納品物またはサービスを受けているわけですから。お互い様です。
互いがいるから成り立っている、価値の交換をしているという意識が大事です。そういう意識でやっていると、ランサーの方も全力で取り組んでくれます。接し方の意識を変えるだけで、ランサーから上がってくる納品物のクオリティは上がりますよ。
依頼する側としては「このランサーさんが居てくれるから、成り立っている」と思い、ランサーさんは「このクライアントのためなら頑張ろう」と思える。こういう関係を築ければ、使ったお金以上の成果を出せます。
そう考えると、もはや世に出回っている記事の相場とか関係ないんですよね。良い関係さえ築ければ、費用対効果はどんどん向上します。汚い言い方ですけど。
物理面とは
もう一つ、物理面というのは仕事の依頼の仕方ですね。どんなに素晴らしい人格を持っていても、ディレクションが下手だと良い納品物は上がってきません。
大事なことは、出来る限り具体的に納品物をイメージしてもらうこと。
こちらが思っている以上に、完成イメージは伝わっていないことがほとんど。それも当たり前です。こっちは完成イメージが出来ていますが、向こうはそのイメージを持ちながら話を聞いているわけではないですからね。初めてお付き合いする方なんて尚更です。
だから、とにかく説明する。手順が1~10あるなら、「1、2、3、4・・・」と全部説明する。間違っても「これは言わなくても分かるだろう」なんて考えません。むしろ、「1.5」とか「2.5」も説明してもいいぐらい。
ランサーの方が説明を読んで、「スッと」理解できる状態が理想です。
ランサーが説明を読んだ時に、「これはこういうことかな…」なんて疑問に思わせたら、それは説明が足りない証拠。ランサー側の思考コストを出来る限り下げて、その分をこちらが負担すべき。それが結局、最高の納品物という形でリターンとなって返ってきます。
その両方を実現すると。。。
たとえば、最近うまくいった例を紹介すると、ランサーズやクラウドワークスで依頼したタスク案件で良い事例がありました。
私の場合、まだまだ資本もありませんし、専属のライターを雇ったりなんてこともしていません。そこで出来る最大の手段は、ランサーに最高の仕事環境を提供し、最小のコストで最大のリターンを得ることだと考えました。
そこで利用したのがタスクでの依頼です。タスクの詳しい説明は省きますが、細かいやり取りをせずに単純作業的に仕事を頼める、便利な依頼方法とでも言いましょうか。
タスクというと内職的な、1件5円とか10円とか、そういう単純作業が目立ちますが、私はがっつりライティングに活用しました。それも、1,500~2,000字の完全オリジナルコンテンツを150円(税抜)で依頼できています。
今も毎日記事が上がってきますが、この価格でこのコンテンツが手に入ることが、本当に驚きです。作業手順を明確化、具体化し、ランサーが仕事しやすい環境を作ることで、ここまで費用対効果を高められるようです。
具体的なタスク依頼方法については、また次の機会にでも紹介できればと思いますが、今回お話した「環境」作りの話や「心構え」について、是非、参考にしてみてください。