あなたはサイトのSEO対策をしている中で「あれ、このキーワード狙っているのにこっちのキーワードで上位表示しちゃったよ。汗」という経験はないですか?
それ、もしかすると自分では狙ったキーワードで対策できているつもりでも、グーグルから見るとしっかり施策できていない可能性があります。その一例となるのが「キーワード出現率」です。
ただがむしゃらに狙ったキーワードを詰め込めばいいわけではないですが、どのワードを重視しているかグーグルに正しく伝えるためには、サイト内で使われるキーワードの出現率に着目する必要があります。
また、キーワードの出現率を調べるといっても目視でやるわけにはいかないので、ツールを活用して効率化します。今回はその辺りの方法もご紹介したいと思います。
「Search Regex」でキーワードの出現数を見える化
狙ったキーワードで検索上位に上げるためには、あなたが重視しているワードを正しくグーグルに伝える必要があります。ただし、人間の感覚はどうしても曖昧なので、数字で見える化して把握することが重要です。
そこでお勧めのツールが「Search Regex」です(プラグインの新規追加で検索すれば出てきます)。このプラグインは元々、サイト内での特定ワードを検索し置換するためのツールとして有名ですが、実はそれだけではありません。
特定ワードで検索をかけた際、該当ワードをサイト内で使用している回数が表示されるため、キーワード出現数を把握するのに役に立ちます。
実際に試してみました
たとえば弊社が運営しているサーバー移転事業『サイト引越し屋さん』にて、ある2つのキーワード出現数を調べてみます。
対象ワードは以下です。
- 「引越し」
- 「移転」
早速、「引越し」を打ち込んで検索してみます。すると476個という数字が出ました。
次に「移転」で検索。今度は648個という数字が出ました。
なぜキーワードの出現数を調べる必要があるのか?
さて、ある2つのキーワードについて出現数を調べたわけですが、この作業にどんな意味があるのか、それは「狙ったキーワードの出現数を調整するため」です。
たとえば、先ほど調べた「引越し」と「移転」という2つのキーワード。本来あのサービスでは「ワードプレス+引越し」の2語で検索上位を狙っています。
ですが、現状では「移転」という類似キーワードのほうが使用頻度が多く、グーグルとしては「移転」というキーワードを重視していると認識している可能性があります。
そのため、グーグルの認識を正しい方向に変えてやる必要があります。
自然な形でキーワードの使用頻度を調整しよう
そこで重要なのが、キーワード使用頻度の調整です。具体的には先ほどのような類似キーワードを検索、使用されているページを探し、該当ワードをターゲットワードに修正してあげます。
もちろん、「Search Regex」のようなツールで一括変換することもできますが、無理にすべて変えると文脈や記事内容が不自然になってしまうケースもあります。ですので、できれば検索して出てきた記事の中から、置き換えるのが適切と思える箇所だけ変換することをお勧めします。
こういった作業は地道で面白くはないですが、だからこそ他のライバルは疎かにしているケースも多く、ジワジワと効果を発揮します。ですので、今までキーワード出現率を意識していなかったとしたら、是非この機会に調整してみてはいかがでしょうか。
以上、「Search Regex」を用いたキーワード出現率の調整法でした。