アフィリエイトの収益を拡大しようとしたとき、その方法は3つあります。
- サイトのアクセス数を上げる
- 商品・サービスの成約率を上げる
- アフィリエイト報酬単価を上げる
この中でも今回は、アフィリエイト報酬単価を上げることについて考えていきます。
特別単価とは?
まず最初にアフィリエイトの特別単価について解説しておきます。
アフィリエイトでは通常、各ASPによって案件の紹介料が定められています。ですが、ある一定の成果を上げたり、またはこちらから交渉することで、その報酬を上げることができます。それが特別単価、俗に言う”特単“です。
特単はASPによって取りやすい場合もあれば、取りにくい場合もあります。また、取り組むジャンルによって広告主の懐具合も違うため、特単の金額、取りやすさも変わってきます。
特別単価の取り方
アフィリエイトの特別単価は、以下の3つの方法で取ることができます。これから特単を狙いにいく方は参考にしてください。
- ASPから特単の連絡が来る
- 自分からASPに交渉する
- セミナーなどの参加特典としてもらう
ASPから特単の連絡が来る
運営するサイトやブログで、既にアフィリエイトの成果を一定出している場合、または特定キーワードで上位表示をキープしていると、ASPの担当者から直接連絡が来る場合があります。
その連絡の全てが特別単価に関するものではありませんが、中には特別単価を交渉できる場合があります。
たとえば、現在掲載している広告以外にも新規で掲載してほしい広告がある場合や、他のASP経由で既に掲載している案件を、連絡してきたASPの広告に乗り換えて欲しい場合などです。こういった場面で交渉していきます。
自分からASPに交渉する
特別単価は待っているだけでなく、自分から積極的に交渉していくことも可能です。
ただ、A8.netなど大手のASPでは、ある一定の報酬実績を出したアフィリエイターしか特単交渉ができません。そのため、これから頑張り時のアフィリエイターや、やっと成果が出始めてきたアフィリエイターには、特単を取りにくいのが現状です。
ところが、ASPによっては入会後すぐに担当者を紹介してもらえるところや、実績にかかわらず交渉が行えるASPもあります。インフォトップなどは良い例です。
インフォトップでは特単交渉の際にASPは通さず、直接、販売元と交渉を行います。そのため、実績がない段階からでも販売元と交渉が可能になります。「実績がなければ交渉は無理でしょ。」と思われる方もいるかもしれませんが、意外にも対応してくれる業者は多いです。
たとえば、私が過去にあった例として、過去6ヶ月間で販売実績が2件しかなかった商品について、特単の依頼を出したことがあります。正直なところ私も駄目で元々という感じではあったものの、快く特単を了承いただき、すぐに報酬を1,500円アップしていただけました。
このように、実績だけでなく意欲を見ている業者さんも多いのかもしれません。相手も人間なので、少しでも頑張る気持ちのある人を応援したくなるのは理解できます。もちろん、交渉の際は最低限のマナーも忘れずに。
セミナーなどの参加特典としてもらう
気楽に、かつ確実に特別単価をゲットしたいなら、この方法が一番お勧めです。
ASPによっては、定期的にセミナーを開催しています。セミナーの内容は、案件単位で行うものもあれば、ジャンル単位で行うもの、SEOに関するものなど様々です。
その中でも、ずばり特定の案件に関するセミナーや、あるジャンルに関するセミナーでは、参加者への特典として特別単価を提供している場合があります。この方法ですと、確実に特別単価が手に入るうえに、市場の動向やコンテンツの訴求方法などサイト運営に関する貴重な情報も得られます。
私も過去に、A8.net、バリューコマース、ジャネット、アクセストレードなどのセミナーに参加したことがありますが、毎回非常に役に立つ情報が得られたのを覚えています。まだ十分な成果や報酬が得られていない方ほど参加する価値がありますね。
また、こういった各ASPへのセミナー参加以外にも、アフィリエイトの特別単価を提供しているサービスがあります。それがアフィリエイトフレンズです。
アフィリエイトフレンズでは、ASPとアフィリエイターの架け橋になるべく、特別単価の情報やセミナー情報をまとめて確認することができます。特定のASPに拘って活動しているわけでないのなら、まずはアフィリエイトフレンズにも参加しておいて損はないですね。
特別単価による収益の増加
それでは、特別単価をもらうことでどれほどの収益増加が見込めるのか、実際の例を出してお話していきます。
たとえば、私が扱っている商品で、基本アフィリエイト報酬が10,000円のものがありました。この商品は毎月の販売数によって特別単価が段階的に上がっていく仕組みになっており、結果的には11,500円、13,000円と上昇しました。2016年7月現在では、月に10個ほど売れています。
このとき、もし基本単価であった場合のアフィリエイト報酬は、
「10,000円 × 10個 = 100,000円」になります。
ですが、特別単価をもらったことで、
「13,000円 × 10個 = 130,000円」となるのです。
この例だけを見ても、実に30,000円の差がついています。これが1年間(12ヶ月)で36万円の差になります。また、販売数が増える分だけ差も広がるので、将来的な差は計り知れません。
このように、少しの報酬の差でも、積み重なれば大きな差になって現れます。私が今まで見た中で最も大きな特別単価の例では、通常の単価が8,000円に対して、特別単価が28,000円という案件もありました。
ここまで大胆な案件はなかなか見かけませんが、「もし特別単価を知らずに通常単価でアフィリエイトしていたら…。」と思うとゾッとしますね。もしかすると、今あなたがアフィリエイトしている案件も、特別単価が取れる可能性があることを忘れないでください。
いつから始めるか?
ASPはアフィリエイターが紹介する商品・サービスの仲介手数料で収益を出しています。そのため、アクセスが見込めるサイト、成約が見込めるサイト、他にないようなオリジナリティのあるサイトであれば、ASPとしても仲良くしていきたいのは当然。
あなたのサイトに何か1つでも強みがあるのなら、その強みを活かして交渉していくべきです。
ただ、アクセスもない、実績もない、ないない尽くしの場合、「いつから特別単価を狙えばいいのだろう」と疑問に思う方も多いと思います。結論から言うと、今のレベルにかかわらず出来ることは全てやるべきでしょう。
もし単価交渉を飲んでもらえない場合でも、今までと同じ条件でアフィリエイトはできるわけで、何も損をするわけではありませんよね?「まだ大した成果も出ていないのに。。」という引け目を感じる必要はありません。
逆にしっかり報酬をいただくことで、「その分、成果を出してお返ししなければ!」という気持ちにもなります。メディアを運営していくうえでの責任感が芽生えれば、やらなければいけない状況を作り出せます。良い意味で自分を追い込むことは必要なことです。
あとは交渉せずに得られる特別単価については、文句なしに抑えておきましょう。先ほどお伝えしたアフィリエイトフレンズなどは、数分の登録作業によってたくさんの特別単価ゲットのチャンスが得られます。迷わず参加しておきましょう。